以前に「写真データの楽しみ方いろいろ」という内容でブログを書きましたが、デジタルであることの良さは、手軽に、色々な方法で写真を楽しめるという事でした。その内容は次の様なものです。

・スマートフォンに取り込んで鑑賞
・スライドショーなどの動画作成
・プリントやフォトブックの制作
・大画面でTV鑑賞
・SNSへの掲載

データ化のすすめ

今は当たり前になっていますが、デジカメが一般的に使われるようになったのは15 ~20年前位前からで、それより前はフィルムで撮影してました。

自宅や実家にフィルムやバラのプリントが大量に残っているということも多いのではないでしょうか?またデジタル時代になっても、学校行事などの写真はデータではなくプリントで配られたりしてると思います。

そこで、古い写真も、学校から配られた写真などもデジタルデータにすることによりデジカメと同様の楽しみ方ができます。同時に、確実に少しずつ進む、退色・劣化そして災害から守ることもできます。

 

データ化をするには、自分でするか、写真店に任せるかのどちらかになります。ポイントは「金額」と「品質」と「手間」の兼ね合いです。

 

自分でスキャンする場合

 

自分でデータ化をする場合、フィルムはフィルムスキャナーが必要ですし、印刷した写真にはフラットベッドスキャナーなどが必要です。

フィルムスキャナー

フィルムの場合はフィルムスキャナーでデータ化します。1万円から6万円位のものが売られていますが、価格により差が大きいです。自分のパソコンでデータを修正したり、大量にネガフィルムがある方は選択肢に入れてもよいでしょう。安いものは画質はそれなりです。パソコンなしでSDカードに記録してくれる機種もあります。退色補正やゴミの除去をしてくれるものもあります。

以前に7万円位のフィルムスキャナーを買ったことがあったのですが、写真屋さんで出力したデータの方がやはり綺麗でした。今は進歩しているかもしれませんが、適正な露出の写真は綺麗でしたが、それ以外は大きな差がありました。(これは個人の感想です。)写真屋さんでスキャンしたデータも当然ゴミの除去もしっかりしてくれるので安心です。まとめて注文すると写真屋さんでは割引があったりするので、見積もりしてどちらが自分に合っているか比較検討してみてください。

 

フラットベットスキャナー

写真や印刷物を読み取ることが得意です。厚みのあるものもスキャンできます。歪みが発生しにくく、色の再現性も良いのですが、一回ずつスキャンしなくてはならないので効率はあまり良くありません。また、パソコンがないと使えません。金額が高いものの中にはフィルムをスキャンできるものもあります。とりあえず、何か一つスキャナーを試してみるのであれば、1万円位のフラットベッドスキャナーがお勧めです。

ドキュメントスキャナー

とにかく効率よく整理するのであれば、ドキュメントスキャナーはお勧めです。ドキュメントスキャナーは名前の通り、書類のスキャナですが、自動で連続読み込みのできるタイプなら、50枚位の写真ならすぐに連続してデータ化してくれます。子どもさんが学校で作った制作物なんかもデータ化しておけるので便利です。スキャンしたデータもクラウドやスマホにおくることもできるものもあります。ただ、画質の面では、フラットベットスキャナーに劣ります。しかし、特に画質にこだわらないなら充分な画質だと思います。とにかく時短ならこのスキャナです。連続でスキャン出来るものだと価格は3万から6万円位の価格です。広い用途で使えるスキャナーです。

スマホでスキャン

スマホをスキャナー代わりに使う方法で一番お手軽な方法です。お手軽ですが、フィルム時代の複写作業と同じくスマホのカメラで直接撮影するので、撮影の場所やライトの位置など注意する点多いですし、部屋の写り込みを消したり、撮影後アプリを使って調整する必要があります。画質は良くないけど普段使いのスマホでできることが利点です。ネットで調べるとスマホでスキャンするための台座を色々と見つけることができます。安価な物は厚紙でできたものもあります。大量のスキャンはちょっと大変そうですが、スマホ世代の方なら苦にならないのかもしれません。

 

写真屋さんに依頼

「品質」と「手間」の部分は写真屋さんに任せるので、価格が納得できれば一番安心です。大量のスキャンには納品まで時間が掛かりますが、自分でスキャンする時間を考えれば時短といえるかもしれません。
品質は写真の専門店なので綺麗にスキャンしてCDなどで渡してくれます。
バラの写真のスキャンも忠実にデータ化してくれます。色補正もしてくれるサービスもあります。

また、糊が付いたアルバムや古い卒業アルバムなどのデータ化は、写真を剝がすことができませんし、自分でスキャンするのは気が遠くなりそうです。これは専門写真屋さんにお任せが良いでしょう。アルバムを箱に入れて送ると、見積もりを送ってくれます。価格に納得したら作業を進めてもらいます。CDがケースに入って送られてきます。実家にある昔の写真はとても貴重ですし、思い出も詰まっています。捨てることも出来ません。このタイプのアルバムは写真屋さんに任せた方が良いでしょう。「アルバムのデータ化」で検索してみて下さい。

 

解像度について

 

写真屋さんに依頼する場合でも必ず聞かれるのが解像度です。よくあるのが、解像度は300dpiか600dpiのどちらかを選択してくださいという案内です。

写真の保存・写真の印刷・テレビなどでの鑑賞・ブログに掲載するのも「解像度」はできる限り最高の数値にしようと思っている人は多いと思います。分からないのでとりあえず高画質で保存しておこうという事です。しかし目的に合わせた解像度で保存するのが正解です。見るだけなら高解像度はいらないと思います。ハードディスク等の容量をすぐに使い切ってしまいます。

「解像度」とは画像の密度のことで、その単位がdpi(ドット・パー・インチの略)で、1インチにどれだけ「ドット」があるかを表しています。密度が高い方がきれいな写真になるのですが、必要以上に大きくする必要はありません。

目安ですが、元の写真データなどを、そのままの大きさで印刷するのであれば、「解像度」は300dpiでスキャンするのが適切だと言えます。2倍サイズの2Lに伸ばしてもまあOKくらいな感じです。

元の写真よりも大きく印刷する場合、例えば、L版→A4版に拡大プリントならば600dpiで注文しましょう。

基本的に、元がL版サイズなら、そのままのサイズで印刷する予定なら300dpiでスキャン。拡大印刷する予定なら600dpiという感じで良いと思います。

もちろん、大きなポスターにする場合などは例外ですが、通常なら300dpiで充分です。ちなみ大量にあったプリントとフィルムをデータ化しましたが、プリントは300dpiで、フィルムはL版に印刷したときに綺麗に印刷できる(1500×1000ピクセル)程度でスキャンしました。フルハイビジョンのテレビの解像度が1920×1080ピクセルですから普通に鑑賞するなら充分です。重要なものは高解像度で別途データ化することをお勧めします。

 

自分でデータ化する場合でも、写真屋さんに依頼する場合どちらにしても、「金額」と「品質」と「手間」を考えて是非写真のデータ化をしてみましょう。家族の歴史が色褪せたり、忘れ去られたりしないように、そして一歩進んで積極的に古い写真を楽しむ事で、過去から、現在へそして未来へ続く家族の歴史をあらためて確認できるのではないでしょうか?

 

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