2020年の秋には七五三、成人式とその他も含めおかげさまで平日も含めほぼ毎日撮影がありました。
スタートしたばかりのスタジオですが、「ネットで見ていいと思いました!」「チラシをみました!」と多くのお客様にご利用いただき目まぐるしく忙しい毎日でしたが、とても嬉しく思いました。
写真業界としては秋が繁忙期となります。
大きな理由としては七五三のお祝い、お参りを11月に行う方が多いからです。
借りるにしても、自前の衣装にしても「お参りと撮影をまとめて1日で済ませよう」というお考えの方が多いからと言えるでしょう。
1日で全て済ませる、という選択肢に対して、「前撮りをして、お参りは別日」という選択肢があります。
どちらが良いか、という正解は人によって様々かと思いますので、今回は悩んでいる方に参考にしていただけるように前撮りをすることのメリット、デメリット、基本となる考えについてお話させていただければと思います。
皆様にとって少しでもお役に立つ情報であれば幸いです。
■前撮りをおすすめ出来る人
まずは、前撮りをおすすめ出来る人、つまり前撮りのメリットについて考えてみたいと思います。
前撮りの特徴としては以下のようなことがあります。
・撮影は撮影だけ、お参りはお参りだけと時間を分散できるので、子供が疲れたり飽きたりしにくい。
→「ちゃんとしなさい!」なんて言わなきゃならないことも少しは減るかも!?また、子供の機嫌をとるリーサルウエポンも最小限で済むかもしれません(笑)
・時間の調整がしやすく、余裕が生まれやすいので時間を気にして焦ることが少ない。
→2021年2月19日現在は一日の撮影組数を限定しています。お客様の方でご都合が合う範囲であれば、子供がぐずってしまった場合など少し休憩して仕切り直しというような対応も可能です。(限界はあるのと状況によって様々なので詳しくはお問い合わせください)
・秋はやはり写真館も神社も混みます。撮影だけでも先にしておくことで希望する日で撮影やお参りがしやすい。
→家族の都合を合わせるのが大変なご家庭の場合は、混雑する秋に一緒にしようと思うとかなり前から予約をするなどしないと撮影やお参り(この場合はご祈祷)が思うように出来ないことも有り得ます。
・おめかしを2回できる!
→ここは人によって色々かと思いますが、撮影とお参りとどちらも着物を着ようとお考えの場合は楽しみが2回あります。着物を着て嬉しいと思える子供さんにとって、着物を着た姿を2回見ることが出来るとワクワクできる親御さんにとっては非常に大きなメリットと言えます。
・お得なキャンペーンなどを利用できるケースが多い
→わたくし共ギフトでもそうです、前撮りキャンペーンを打ち出している写真館は多くあります。同じ内容であれば少しでもお安く済みますし、同じようさんであればより充実した内容で契約が可能です。
これらのメリットは、人によってはそのままデメリットになりえます。
・撮影は撮影だけ、お参りはお参りだけと時間を分散できるので、子供が疲れたり飽きたりしにくい。
→最低でも2回子供を連れ出す必要があることに対して気が重いというような可能性もありますね。
・時間の調整がしやすく、余裕が生まれやすいので時間を気にして焦ることが少ない。
→デメリットというほどではないかもしれませんが、終了後食事を予定している、祖父母に見せに行くなど予定を入れるようなことがあればメリットにならないことも・・・
・秋はやはり写真館も神社も混みます。撮影だけでも先にしておくことで希望する日で撮影やお参りがしやすい。
→全体的には混み合わなくとも、希望する日に先約が入っているということは十分ありえますので、どちらにしても早めに予約などはしておいたほうが良いです。こちらもデメリットというほどではありませんが、メリットになりえない可能性もありますので注意が必要ですね。
・おめかしを2回できる!
→単純に2回分のお支度代がかかるということではなく、わたくし共ギフトでもそうですが、2回分丸々かかるということではないようなプランを用意しているスタジオも多くあります。ただし、1回で済ませるよりはプラスアルファの予算組となることがほとんどですので、全体の予算との兼ね合いという意識は必要です。
・お得なキャンペーンなどを利用できるケースが多い
→キャンペーン内容が自分たちにとってお得になるのかどうかという観点で考えたときに、人によってはキャンペーン期間で撮影することのメリットの恩恵が少ない場合もあるかもしれません。キャンペーン内容をよく確認してみると良いでしょう。ギフトではキャンペーン期間で前撮りをした場合、当日いっぺんに済ませた場合など、比較できるようにお見積もりもさせていただきますので、遠慮なくご相談くださいませ。
以上のような特徴を整理しますと以下のような方にとっては前撮りを検討した方が良いと思います。
・子供の体調や機嫌の振れ幅が心配な方
・長い時間にしたくない方
・気持ちにゆとりをもって撮影やお参りをしたいと強く思う方
・家族の予定を合わせるのが大変な方
・着物を2回着たい、着せたいと思える方
・少しでも得したいと思う方
どうでしょうか?
全部当てはまる!というような方は問答無用で前撮りですね(笑)
もし全く当てはまらないという場合でも、1日で済ませてしまうという選択肢かと思いますが、無理してでも11月にということだけでなく、春や夏など余裕をもてる日にちを検討することも良いでしょう。
皆様にとってベストな選択はどのような形でしょうか??
■そもそも七五三はなぜ11月に行われるのか?
七五三の細かな起源などについては今回省略させていただきます。
ご興味のある方は〈七五三の由来・意味とは?前編〉をご覧下さい。
なぜ11月なのかという部分に関しまして、昔は何か悪いことが起こるのは人間にはコントロールできない力が働くという価値観が非常に強くありました。
だからこそ、何かを行う際には「凶」ではなく「吉」とされる日を選んでいました。
今でも結婚式などのお祝いごとは「仏滅や赤口」でなく「大安や友引」を選ぶケースが多いですよね。
こういった価値観は遥か昔から脈々と受け継がれているのです。
旧暦の11月15日は「鬼宿日(きしゅくにち)」といって、鬼が出歩かない日といわれ何をするにも良い日だったそうです。
詳しくは〈七五三の由来・意味とは?後編〉
子供の命が無事あることに感謝をし、これからの成長を祈る神事を行うにはうってつけの日と言えるのでしょう。
ちなみに今は新暦です。旧暦で2021年11月15日は新暦で計算すると2021年12月18日だそうです。およそ1ヶ月くらいのズレがあるのですね。
例えば昔は数え年という年齢の数え方でした。今は満年齢が一般的です。
暦については旧暦から新暦になりました。
起源を遡り、本来の意味合いを忠実に考えれば当然旧暦、数え年というものに換算をして行うべきかもしれません。
しかしながら、旧暦も数え年も文化としては衰退し、よくわからないという人が殆どとなってしまった現代でそれをやろうというのは無理があるなと考えるのが妥当でしょう。
実際には満年齢での三歳、五歳、七歳にお祝いをされる方が圧倒的に多いかと思います。
また、時期については「11月15日付近の土日」や、「11月くらい」、もっとざっくり「秋」というように日にちについてはかなりアバウトになっているのが実際のところです。
文化として正式な筋を通したいとお考えの方は上記のようなことを意識されるのが良いと思います。
ただ、「子供の成長を家族みんなで寿ぐ」という部分を一番大切な目的として考えたときには、年齢や日にちが正式かどうかよりも、みんなの都合を合わせられるか、という部分の方が優先しても良いのではないかなと思っています。
そういう意味では、何も混雑する秋ではなく、春などに撮影とお参りを済ませてしまうということも、十分選択肢に入るはずです。
前撮りはあくまでも選択肢の一つです。
ただ、あまり考えないでなんとなく一日で済まそうと思うと思わぬトラブルに遭遇したり思うようにことが運ばないことでやきもきしてしまうことも十分あります。
子供にとっても親にとっても一生に一度きりの通過儀礼です。
少々面倒だと思ってしまうのも無理はありませんが、折角なら楽しみながら早めに情報を集めて、少しでも素敵な思い出を残せるようにしていきたいものですね!
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ミライに輝く「イマ」を贈ろう
大切な思い出が、キラキラと輝く宝物になって欲しい、そんな想いで誕生したPhotostudioGIFT。
群馬県の北部に位置する沼田市で、皆様とのご縁を楽しみにお待ちしております。
七五三、お宮参り、成人式など人生の節目には家族みんなで写真に残しましょう!!