「家族アルバム」は、スタジオで撮影したものや、自分のカメラで撮影したものも含めて、家族にとってとても大切なものです。

 

「家族アルバム」は家族の大切な行事や出来事を、写真で記録し、アルバムにまとめてゆくものです。自分自身や子供達の成長の過程が記録され、友人や親戚などの関わりも含めた「家族の物語」と言えると思います。

 

みなさんの家では「家族アルバム」どのようにしていますか?

 

「家族アルバム」の現在

 

フィルムの時代は、ほとんどの場合「同時プリント」と言って、フィルム現像とプリントを同時にするのでプリントが必ず残りました。

フィルムは12、24、36枚撮りがありました。

36枚取りは少し枚数が多いなと思っていましたから、現在のデジカメ時代では考えられませんね。

フィルムの枚数が少ないので「家族アルバム」を作るのも、あまり悩むこともなかったと思います。

 

今はプリントしなくても画像を見ることが出来るし、容量が許せば何枚でも写真を撮ることができます。そんなわけで大量に写真が撮影されます。しかし、その反面「家族アルバム」という意味ではあまり活用されなくなったと思います。

 

家族でアルバムを広げて昔を懐かしむという姿は年々少なくなっていると思います。

 

「家族アルバム」の減少とともに家族の結びつきも少し希薄になっているように思います。

 

「家族アルバム」の重要性

 

2011年の東日本大震災の時、大量の写真が海に流されました。

震災の後、流された写真を綺麗に洗って持ち主に返すというボランティアがありました。

 

地震によって全てが無くなった時に、心の支えになっているのは、やはり「家族」や「家族の思い出」ではないでしょうか。

プリントした写真が、ボランティアによって持ち主に返されて、喜ばれた事はニュースなどで報道されました。

この頃から「絆」ということが改めて認識されて話題になりましたね。

 

また、「家族アルバム」は、子育てに良い影響があることも最近の研究で分かってきました。

 

細かい内容は書きませんが、どの研究も「アルバム」のように、子供の写真を纏めていつでも見えるようにしておかないと、大量にとった写真を保存しておくだけでは効果が少ないと言われています。

当スタジオも賛同している「ほめ写」もそういった取り組みです。

 

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幸せの記録

 

「家族のアルバム」には常に「家族の幸せ」が記録されています。多くの写真から楽しかった事や記念になることを選んでアルバムに貼るわけですから当然です。

例えば、子供ができて、だんだん成長してゆく様子が時系列で貼り込まれてゆきます。

歯が生えてきた写真—-いつの間にか、小さな歯が生えていることで成長を確認。

初めてタッチした時の写真—-ある日突然立ち上がった様子。

七五三—-綺麗な着物を着て、少し大人に見えた感動。

入学式—-ランドセルを背負った可愛い姿。

成人式—-大人に成長した我が子に対する喜びと、一抹の寂しさ。

結婚式—-涙・涙、、、

そんな子供を囲む家族の幸せな物語が「アルバム」にはあると思います。

 

その「幸せの記録」を見るたびに家族であることを再確認するのだと思います。

 

家族はいつかは子供たちが独立し、バラバラになる時が来るかもしれません。そんな時、改めてアルバムの中の「家族の歴史」を見る事で家族の「絆」を確認するのだと思います。

 

 

それが「家族アルバム」の重要性だと思います。

 

 

 

終わりに

「家族写真」は家族が撮影したスナップ写真とプロにまかせた写真があります。

 

スナップ写真はどちらかと言うと自然体に近い形で撮影されます。スタジオ写真はある意味演出があるのかと思います。

 

好みは人それぞれですが、「家族写真」としての重要性は変わりがありません。「家族の写真」が撮影され、後に家族が家族の写ったアルバムを見る行為こそが重要なのだと思います。

 

2021年の現在、スマホが主流であり、ある程度写真が共有できる時代になりました。それは、離れた家族を繋ぐ意味では非常に役だっています。

 

そんな時代でも、「家族アルバム」を作ることに意味はあると思います。

 

当スタジオでも、七五三や成人式の撮影を行っていますが、その時、家族の写真も撮影されることをお勧めしています。

 

プライベートでは、なかなか揃って写真を撮ることが難しい状況でも、七五三、成人式等であれば離れて暮らしている家族も集まりやすいと思います。普段、家族写真は撮るチャンスがないという方は是非、同時に家族写真を撮影されてはいかがでしょうか?

 

私たちが撮影した写真が、お客様の「家族のアルバム」の中に加えられ、家族の「絆」のお役に立てたならとても嬉しい事です。

 

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