お子様のご誕生、おめでとうございます。
大変な長い日々を乗り越えてのご出産、元気な子供さんの姿をみてさぞホットされていることでしょう。
ホットしたのもつかの間、すぐにお宮参りの時期がやってきます。そこで、初めてのお宮参りについて書いてみたいと思います。
お宮参りは正式には「初宮参り」と言って、お子様が無事に誕生したことを神様に感謝し、これからの健やかな成長を願い、初めて神様にお祈りする古くからの習わしです。
一般的に男の子は生後三十一日目、女の子は三十三日目にお参りする習わしですが、地域によって様々です。
昔は今ほど医療技術や設備が整っておらず、食べ物も栄養が不足していた為に、赤ちゃんが生を受けても元気に成長すること自体が難しい時代がありました。
そのため、たくさんの節目にお祝いの行事があり、その都度赤ちゃんの無事と健康をお祈りしていました。
ちなみに、江戸時代の平均寿命は30歳から40歳くらいだったようです。「え!そんなに低いの?」と驚きますが、生まれた子供が成人になるという確率が低かったために平均寿命が低かったようです。
「生後1年間の乳幼児死亡率が20~25%」という死亡率の高さが強く影響しています。
「七つ前は神の子」といわれ、「7歳をむかえるまでは、人間の形はしていてもまだ魂が不安定な存在」だというのが、当時の子どもに対する人々の考え方だったと言われています。
最初これを聞いた時、よく意味が分かりませんでしたが、当時の人々が、赤ちゃんをなくした女性に対して「あなたの責任ではないよ、七歳までは神の子」なんだからと言って、自分を責めないでという意味合いで使っていたのではないかと思い納得しました。
子を思う親の気持ちは親にならねばわからぬ」と言いますが、江戸時代であれ現代であれそれは変わらないものだと思います。医療技術が進んだ現代でも初めての子供は本当に心配がたえないものです。
ですから、健やかな成長を祈るという事は現在でもとても自然な事なのですね。
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「お宮参り」はいつ行く?
先ほど男の子は生後三十一日目、女の子は三十三日目と書きましたが、お宮参りりは体調や家族の都合を最優先にします。
初宮参り・お宮参りは必ずしもその日にお祝いしなければならない行事ではありません。産後間もないママの身体の負担が大きい場合などは、無理をして生まれてすぐに初宮参りに出かける必要はないでしょう。
3か月後くらいに、「お食い初め」と一緒に済ませるのも、良い考えかと思います。
誰と行くの?
昔のお宮参りは赤ちゃんの父親と父方の祖父母でお参りするものでした。昔は、産後間もない母親を気遣い、参加できなかったのです。
しかし現代では一種のイベントになっており、双方の祖父母や、両親の兄弟も参加したりします。両家揃ってのお宮参りも珍しくありません。
しきたりを重んじられるご家庭もありますから事前に相談して、参加者を決める事にした方が良いと思います。
「お宮参り」はどこの神社に行くの?
初宮参りは、基本的には自宅近くの神社でその土地を守る神様にお参りするというのが習わしです。
昔は、赤ちゃんを自宅出産することが主だったこともあり、産後のお母さんと赤ちゃんのために、負担のない近所の氏神様を祀る神社にお参りすることが当たり前でした。
でも今は、お母さんの実家の近くの神社や、今住んでいる所の氏神様が祀られている神社でも、有名な大きな神社でも、どこでも大丈夫です。
しかし、生後一ヵ月という事を考えると比較的近くの神社が良いと思います。記念撮影や会食の場所なども考慮して決めるのもよいと思います。
それから、お宮参りはお寺と縁が深いという人は、お宮参りを神社ではなくお寺で参拝するのでも問題はありません。
自分の「氏神様」どこなのかは、地域に古くから住んでいる方に聞くか、神社庁のホームページに神社名と住所、電話番号が載っているので問い合わせしてみると良いかもしれません。
二つのお参りの方法
1.二礼二拍手一礼の参拝方法・・・つまりご祈祷などは受けずに、神様に手を合わせてお賽銭を入れてくる方法です。いわゆるお参りだけという事です。
2.神社に初穂料を納めの神主様より祝詞とお祓いを受けたあとに、玉串を捧げる儀式です。
※お寺の場合は作法が違うので注意してください。七五三のお参りのブログですが、神社とお寺のお参り方法が載せてありますので参考にしてください。
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七五三のお参りの作法について
お祓いなどを受ける場合は、事前の予約が必要なところもあるので、電話やホームページで確認が必要です。
初穂料の相場は大体5,000円から10,000円位です。私は大分前ですが、5,000円でお願いしました。分かりやすくコースになっている神社などもあり気兼ねなくご祈祷を受けることが出来ます。
お参りは神社の受付所で、初宮参りの申込みと祈願料を納めます。祈祷後に赤ちゃんの名入の木神札(きふだ)やお守りなどを頂く場合もあります。何か形に残ると親としては安心感を覚えます。
記念写真はどうする?
スマホやデジカメでスナップ写真を残すのか、写真館やスタジオを予約して写真を残すのかの二者択一かと思います。
振り返ってみると、赤ちゃんの時期は本当にあっという間です。だからこそ、そのときそのときの思い出を写真スタジオで撮影して記録するのは価値があることだと思います。
お参り時にお宮参り用の産着のレンタルサービスを行なっているスタジオのあります。そこで全部お任せするのもらくちんです。
七五三は「前撮り」がお勧めですが、「お宮参り」は込み合っている時期でない限りは、同日にして一度に済ませた方が都合が良いと思います。
産着はレンタルか購入か?
レンタルの場合は、すべてお任せできるので手間がかからなくて便利です。貸衣裳屋さんは、ただ貸すだけという場合があるので少し面倒かもしれません。
正絹の産着の値段は大体20,000円前後位かと思います。前出の通り写真館のレンタルもお得ですが、買ってしまうのもありです。
仕立て直しをすると、女の子は三歳の被布着物、男の子は五歳の羽織袴の着物として七五三の着物として着ることができます。
乳幼児は体調が変化しやすいので、所有していればレンタルのキャンセルなどの手間もかからないので慌てる事が少ないと思います。
しかし、男のお子さんは5歳までに大きくなってしまいサイズが厳しいこともあるので注意です。
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お宮参りの服装は?
神社に参拝するには絶対にこの服装でなければならないという決まりごとはありません。
「身を清めて神様に参拝」という言葉があるように、大切なお願いをする時などはしっかりした服装でお参りした方がよいでしょう。
最近はベビードレスの上に祝い着を掛けるお宮参りスタイルが多いのではないでしょうか。
お宮参りのお母さんの服装・・・洋服の場合はワンピースやスーツが一般的で、和服の場合は色無地、訪問着が良いでしょう。
お宮参りのお父さんの服装・・・洋服ならば黒か紺のスーツが一般的です。現在の服装は全体としてはスーツが多いようです。
お宮参りの祖父・祖母の服装・・・赤ちゃんのお父さん、お母さんの服装に合わせて決められるとよいと思います。
羽織袴姿のレンタルもできるので記念に着られるのも良い思い出になります。参加者全員が着物というのはなかなかかっこいいものです。
お宮参り後の会食
自宅で会食
自宅で会食をするメリットは、いつものペースでゆったりと寛げることです。お母さんと赤ちゃんの体調を気にしながら食事をできることは最大の利点です。
後かたずけなどが面倒という事はありますが、食事は外に頼めば後かたずけも少なくて済みます。
外食
レストランで開催する場合は食事や後片付けを自分たちで行う手間が掛からないし、プロが作るので安心で気兼ねなく食事ができます。
ただ、赤ちゃんのおむつ交換や授乳などは自宅のようにはいかないので事前に個室が予約できるか等チェックが必要です。
新型コロナ対策
現在は、新型コロナの対策も重要になっています。何の対策もしていない神社や、フォトスタジオはないとは思いますが、それも確認したほうが良いと思います。
フォトスタジオギフトもコロナウィルス感染拡大防止のため、下記の対策を実施しながら皆様のご来店を心よりお待ちしております。
・スタッフ全員まめに消毒、うがい
・体温37.5度以上などの症状があるスタッフは欠勤
・定期的な換気
・お客様の来店ごとに手すりやテーブル、撮影道具などの消毒
・来店の時間がなるべく重ならないように撮影件数の制限
・お客様同士の距離をたもてるような待合スペースの配置転換
子供たちの成長は意外に早いものです。子育ての大変だった思い出も、時がたってしまえばみんな良いお思い出になります。「そんな時があったな」と写真をみて過去に思いをよせる事ができるのが写真の良さだと思います。
今しかない子供の姿を残しておきたいものです。
スタジオギフトはそんなお客様のお手伝いができればと思います。
フォトスタジオギフトは、群馬県沼田市にある着物専門店の京呉服みはしがプロデュース、並びに運営しているトータルフォトスタジオです。
「ミライに輝く『イマ』を贈ろう」をコンセプトに記念写真、家族写真、お誕生日、七五三、ベビー、成人式の撮影をしております。
沼田市、みなかみ町、川場村、片品村、昭和村のみなさまの特別な思い出作りは是非PhotostudioGIFTにお任せ下さい。